Bitcoinの次のフォークでまた無料新コインをゲットできるとは限らない理由

ビットコイン

Bitcoinを始めとする暗号通貨は、それぞれのプロトコルに従い、世界各地の端末の上で分散されて、かつ最終的には直列的に実行されます。当然ひとつのルールにもとづいて機能するのですが、大きな変更を加える場合、コミュニティ内で意見が合わないと、本家のコイン(今回で言えば本家はもとのビットコインネットワーク)ハードフォークと呼ばれる「分家」が発生し、いわゆるオルトコイン(アルトコイン)が誕生します。現時点ではいつかは正確には特定できませんが、おそらくは今回予定されているハードフォークは、2017年11月16日あたりにやってくるでしょう。これは日付ではなく、特定のブロック(番号494784)のところで発生するとされているためです。

ビットコインにおいては、「Segwit2x」と呼ばれるこのプランでは、これまでにない新しいルールが追加されるため、特別な分岐(フォーク、簡単に言えばビットコインのルールへの変更)が必要となります。

「Segwit2x」では、どのような変更があるのかというと、具体的には、まずトランザクションに含まれる署名データを各ブロックの中から取り分けて、別個に保存する方法です。これによりブロックのデータが減ります。すると、ブロックチェーンに格納されるデータの塊(ブロック)のサイズが、これまでのブロックサイズ1 MBから2 MBに増大になるというものです。しかし賛否両論で、思想的な対立を呼んでいます。この方法に皆が賛成ではないわけです。

既に起こったビットコインキャッシュ、それと最近のビットコインゴールドでのフォークの状況とは異なり、現在のBitcoinユーザーはまた来るであろうSegwit2xの分岐でも、また何らかの利益(価値のある新しいコインが自動的に付与されるか)が保証されるとは限らないと理解しているようです。それは、このフォークに不透明な部分が多くあり、それがユーザの不安の種になっているからです。

今年に2度も発生したビットコインのフォークでは、ビットコインキャッシュとビットコインゴールドが増えたりしても、ビットコイン・ユーザーはそれに注意を払う必要はほとんどなく、本家のビットコインのトランザクションにも影響しませんでした。
ただし、この前回のハードフォークと同じように、Segwit2xでもすんなり分岐していくのかというと、その保証はありません。Segwit2xのフォークはブロックサイズにこだわった内容で、その他の部分は目新しいものがありません。ビットコインのブロックチェーンは機能し続け、違いの最大点は本家ビットコインよりも大きなブロックという点です。 Segwit2xのルールはビットコインのルール当然ですが、ハードフォークに対応する最新版のウォレットなどをインストールしていないと、今後ネットワークに入れません。

ハードフォークの瞬間、「2種類のビットコイン」が作成されます。マイニングする人(マイナー)は、自分が掘るべきコイン(従来のBitcoinか、新しいSegwit2xのほうか)を選択し、ソフトウェアをアップグレードします。こうして、本家ビットコインと、 “Segwit2x”ビットコインの2つのブロックチェーンが分かれて作成されます。当然ながらそれぞれ異なるルール、ことなる固有の暗号方式を備えています。

ワーキング・グループでは、今後の分岐後に、従来のビットコインのほうが劣勢になった場合はそれをBC1と呼び、Segwit2xがチェーンが少数派になればBC2と呼ぶとことになるそうです。

Seg2xに対し、疑問や不安を抱いている(従来式を支持する)ユーザのグループの主張は、以下の点を指摘しています。

そもそもBitcoinはお金というより、取引記録のデータであり、価格のために変更をすべきでないこと。

Segwit2xが不完全なため、万が一ブロックチェーンが破損したりすれば、大きな損害が発生する可能性があること。

また、Segwit2xのマイニングは分散型ネットワークの意思決定を、ワーキング・グループ内でよりマイナーに有利に導くため、不公平感を生みそうであることも述べられています。

さて、今後の分岐はどうなるのかというと、Segwit2xはBIP-9のアクティベーションを使用します。つまり、ルール変更は、新しいコードを実行するマイナーらの比率によって管理されることになるでしょう。
Segwit2xを支持するマイニング団体は、Bitfury、Bitmain、Bixin、BTC.com、BTCCやBTC.Top、およびViaBTCです。
この勢力を見ると、Segwit2xのマイニングパワーは相当あり、逆に本家のビットコインの方の管理運営に影響が出る可能性も高いのです。簡単に言えば、ビットコインの良さであった「非中央集権」が、Segwit2xでは一部の有力マイナー集団らがやりかたを決めてしまえるようになっているからです。

今後どうなっていくのか、ハードフォークの日が過ぎても、目が離せません。

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