インドの小さな家族経営のレストランで、仮想通貨が利用可能

インド

仮想通貨の概念に疎い大多数のインド人は漠然と、現実社会でBitcoinで取引を行う=違法であると認識するようだ。土曜日の午後にMaharashtrian thaliを食べたり、vada pavで軽食を楽しんだ後にする行為として、どうしても違和感を感じるようだ。

しかし、BailaluruのIndiranagarとWhitefieldのSuryawanshiレストランでは、オーナーであるKailash Suryawanshi氏が従来の現金、カード、Paytmに加えて、支払い手段としてBitcoinを採用している。Bitcoinの決済は日常生活のまさに一部なのである。

MaharashtraのKolhapurの町出身のSuryawanshi氏はかつて、2004年に南部にある都市に移り、中古車事業に携わっていた。およそ10年後、Maharashtrianの食べ物の質が物足りないと感じた彼は、Whitefieldで初めて名祖となるレストランを立ち上げ、2015年にはIndiranagarに支店を立ち上げていくうち、海鮮と肉類を加えたKolhapuri thalisを提供するレストランとして徐々に彼の名は有名になった。

この2つの店舗は、インドでBitcoinでの取引を初めて採用したオンサイトの施設ではないが、(2013年に仮想通貨の取り扱いを開始した、Bitcoinの愛好家が経営しているMumbaiのピザ屋が、Bitcoinの取引を初めて採用したと言われている。)めったにない事例である。

Zebpay、Coinsecure、Unocoinなど、ローカルのBitcoinエクスチェンジアプリを使って、映画のチケットをオンラインで購入したり、本を購入することができる一方で、仮想通貨は依然として、技術志向の小さなコミュニティ以外では知名度がない。インドのシリコンバレーでもあまり認識されていない。

Kailashの息子であるTejas Suryawanshi氏は、彼の家族が昨年9月に彼の家族がBitcoinを導入したわずか数ヶ月後に、初期投資したBitcoinの価値が急速に上昇するのを目にしたという。11月には、レストランにおける仮想通貨の決済を導入し、テクノロジーに対する感度と投資の価値を高めることを心がけるようになった。技術に精通しているBengaluruの人々は、「ここでは仮想通貨が使用可能です。」と書かれたステッカーを貼っている。しかし彼らによると、今までBitcoinで決済した人間は今までに1人しかいないという。

23歳のSuryawanshi氏がQuartzに語ったところによると、「訪れた多数の人々が写真をクリックしたけれども、トランザクションにはつながらなかった。」という。1か月少し前に決済目的で使用されたBitcoinが、およそRs500分の1枚のお札の価値になったという。稼いだBitcoinは現在、Rs1,000以上の価値があるそうだ。

仮想通貨の価格はここ数か月で急激に上昇しており、先週末は約3,000ドルの史上最高値を記録した。急激な上昇の理由として、4月にリリースされた日本におけるBitcoinによる決済手段の合法化に関するニュース等、さまざまな要因が考えられる。その結果、インドでも同様に仮想通貨に対する関心が高まりつつあり、例えばZebpayのユーザー数は毎日2,500人以上増加しているという。

Zepbayの共同設立者Sandeep Goenka氏は、インドにおけるBitcoinに投資する人口を、20万〜50万人と推定している。 しかし彼らの大多数は、仮想通貨を購入目的で使用しているというわけではない。

「現在、ほとんどの人が(Bitcoin)を使ってオルタナティブ投資を行っている」とGoenka氏は電子メールで回答した。「インドでBitcoinが支払い手段として認知されてきたのは、ここ数年のことである。」

それは、この国における仮想通貨の法的取扱いが曖昧であることが原因である。Goenka氏らいわく、インドでは既存の法律に基づきBitcoinは合法であるというが、一方で3月に発表された政府の声明によると、インド準備銀行が仮想通貨の使用を認めておらず、仮想通貨が人々を反マネーロンダリングやテロ資金供与に関する法律を犯してしまう危険にさらしてしまうとのことだ。

4月以降、政府はこの問題を検討しており、Bitcoinやその他の仮想通貨を規制するか、明白に禁止するかどうかについて民意を問うている。ほとんどが合法化を支持しているが、これまでのところ、インドでは仮想通貨は規制されていない。

規制がなければ、状況が悪化した時に改善をはかる機関の設立もありえない。そしてこのことが、なぜ大多数の人が仮想通貨に対して警戒心を抱いていないのかを説明している。

Suryawanshi氏は「Bitcoinは現時点では非常に危険なプラットフォームである…Bitcoinがコントロールされることなく、仮想通貨の出所や仮想通貨がどこに向かっているのかについて世間が疎い」という。「ハッキングされる恐れがある。人々は、オンラインが十分に良いものであるとは考えていない。」

実際、今月の初旬にFactor Dailyウェブサイトに記載されている報告書で、Unocoinアカウントのハッキング後数分で、Rs1.2 lakh($1,860)を失ったBengaluruの技術者の悲惨な話が報告された。 Bitcoinユーザー(およびハッカー)は匿名を貫くことが可能であり、トランザクションをなかったことにすることはできないため、失われた通貨を回収することは困難を極める。

 

それにもかかわらず、インドで一旗あげようという勇気のある人は、多くの金額を稼ぎ、言わずもがな、Bitcoinで支払ったという記念、伝統的なMaharashtrian料理に舌鼓をうつなど、少なくともオフラインの報酬を得ることはできると思う。

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