Bitstamp、ルクセンブルクに移転 取引所として初めて国家による認可を授与される

ビットコイン

2016年4月25日、最も長く続いている歴史があるBitcoinの取引所であり、ヨーロッパのBitcoinの主要な取引所であるBitstampは、規制当局者からライセンスを得ることができ、ルクセンブルクにおける活動に対する認可が下りたことを受け、ルクセンブルクに取引所を移転すると発表した。

ライセンスは財務省大臣Pierre Gramegna氏が署名した。ライセンスは2016年7月1日に有効になり、Bitstampは欧州で認可を受けた初めてのライセンスを所持しているBitcoin取引所になった。

Pantera Capital CEOであり、Bitstampの会長でもあるDan Morehead氏は、今回のルクセンブルクへの取引所移転がどれだけ重要な意味を持つかについて説明した。

Bitcoinの取引所を国家が認可したケースは初めてである。この場合、EU全土へのアクセスが得られることになる。いまだかつて国の認可を受けた取引所は存在しなかった。この出来事は、Bitcoinの歴史にとって大きな出来事である。

ここに至るまでには2つのプロセスを踏む必要があった。Bitstampの責任者がルクセンブルクの当局者と会い、国家の金融に関連する法律に従順であることを証明する必要があった。

このプロセスの大部分で、Ernst & Youngによる独立した監査を受け、ルクセンブルクのCSSFによるセキュリティレビューを受ける必要があった。そのおかげで、ルクセンブルクの当局者が、Bitcoinとブロックチェーン技術に対する理解することができた。BitstampのCEO、Nejc Kodričいわく、ルクセンブルク当局のビジネスに対する理解と協調的な姿勢が、ルクセンブルクへの移転を決める一手となった。

Kodrič氏いわく、彼の企業が国家による正式なライセンスを取得したいと思うようになったのは、Bitcoinスペースが規制当局の監視を受ける必要があると認識したからだという。
「Bitcoin産業の成長につれて、取引所産業も成長していく。」「私たちはBitcoinの規制レジームを導入すべきだと思っている。Bitcoinを正しい方向へと導いていきたい。」
ルクセンブルクへの取引所移転は、目標を達成する手助けとなるという。国家の金融に関する法規制を順守し、BitstampのライセンをもってEU全域にビジネスを拡大し、必要に応じて堅実な監査を受けることで、EU全域でビジネスを展開したいと述べている。

「顧客にも安定したサービスをお届けしたい。業界で初めて取り組んだことの1つに、KYC/AML方針を運用/施行したことがある。」とKodričはいう。「私たちは、Bitcoinが従来の通貨と同様のルールが適用されることを知った。そして今や、業界におけるスタンダードとなっている。業界初のライセンス取得が、業界のスタンダードを1段高めたことになる。全ての競合他社が私たちに倣い、私たちが競合他社が進むべき道を示したといえる。

「他の競合他社の間に認可を取得する同様の動きが見られても、驚くべきことではない。6か月から9か月の間には、業界の安定に向けて、他の取引所は私たちと同じステップを踏むことになると思う。」

Bitstampでは欧州における取引が可能

Bitstampは同時に、Euroの取引サービスをスタートすることを発表した。4月26日から開始する。顧客によるEuroとBitcoin間の取引が可能になった。顧客はもはや取引する際にUSドルからEuroに交換する手間をかけることなく、Bitcoinの取引を簡易に行うことができる。

イノベーションを促進するルクセンブルクの歴史

ルクセンブルクの財務大臣Pierre Gramegna氏は、「ルクセンブルクには、世界レベルでイノベーションを促進する風土を長きにわたって築き上げてきた。Bitstampがルクセンブルクを欧州のハブとして選んだ理由は、評判を高めるためである。今回の発表が、欧州におけるBitcoin業界及びデジタルファイナンスのマイルストーンになることを願う。ルクセンブルクはBitstampを、ルクセンブルクのフィンテックエコシステムにとって願ってもない、歓迎すべき企業だと認識している。」と述べた。

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