セレブの仮想通貨志向からくるバブル

アメリカ

Bitcoinや他の仮想通貨に投資しようか迷っているときには、仮想通貨を運用しているセレブから入手できる情報は、参考にはならないかもしれない。

テキサス出身のボクサー、押しも押されぬヘビー級世界チャンピオンFloyd Mayweather氏は、13.5 million人のFacebookのフォロワーに、仮想通貨のICOとして名が知られているCentral Tokenのデビューセールに投資するよう呼びかけた。

ラッパーDJ KhaledもCentraのファンである。仮想通貨をセキュリティ上安全に保護することができるアプリケーションのCentra Walletの写真を、インスタグラムにアップし、ファンと写真を共有したばかりだ。写真には252,000以上のいいねが反映されている。

残念なことに、ニューヨークタイムスはCentraについて「Centraの最高責任者が本当に実在するのかという疑念や、ビジネスプランがしょっちゅう変わるなど、問題を抱えている企業である。」とコメントしている。

ニューヨークタイムスによると、株のIPOと似ているCentraのICOで3,000万ドルを調達した後、3人のCEOのうち2人のCEOが飲酒運転の件で偽証罪で起訴されている。また、Michael Edwardsという名前のCEOの紹介のページには、カナダ人の教授の写真が使われていることを指摘している。

この件に関してメールで質問したものの、Centraは回答を一切拒否している。Mayweather氏やDJ Khaled氏が展開したプロモーションは失敗に終わっている。

この事態を受けて、証券取引委員会は先週、セレブを使って仮想通貨のような不安定な市場に投資することを促す広告に警告を与えることを決めた。Alston&Bird社の弁護士Blake Estes氏は、有名人が推進しているICOが連邦証券法に違反していると判明した場合、セレブは苦境におかれるだろうとコメントした。

「セレブは、ICOを単なる売り物商品として認識しているかもしれないが、証券取引委員会はICOに対する細心の注意を払っており、一部のICOを有価証券として認識していることは間違いない。」とEメールで回答した。

ホテルの相続人であるParis Hilton氏は、シンガポールを拠点とするあまり知名度がないICOに、「参加するのを楽しみにしている。」と、1600万人以上のフォロワーにツイートした後に仮想通貨LydianCoinとの取引について考え直したのは、これが原因かもしれない。彼女のスポークスパーソンによると、数瞬間後Hilton氏は彼女のツイートを削除し、会社との関係を断ったようだ。

LydianCoin’sの親会社Gravity4のCEO、Gurbasksh Chahal氏は、Forbesによると、職場におけるハラスメントや差別で訴えられており、以前の家庭内暴力事件での保護観察令の違反の罪で告訴されているという。コメントを求めたが、回答は一切なかった。Hilton氏の広報担当者からも連絡はなかった。

オスカー受賞者Jamie Foxx氏は、台湾を拠点とするCobinhoodのICOと取引をはじめたばかりで、取引手数料は無料だという。フィナンシャルタイムスによると、Cobinhood CEO Popo Chen氏は、ソーシャルメディアに対して個人的な特別な投資ディスカウントを行ったことが表面化したことを受けて、謝罪をする羽目に陥った。Foxxのスポークスパーソンは、コメントに対する回答を拒否した。

Wu-Tang ClanのラッパーGhostface Killah氏のように、仮想通貨に関心を寄せるセレブもいる。彼はCream Capitalに投資しているが、彼曰く最大規模で仮想通貨ATMネットワークを構築しており、Cream CashとよばれているトークンのICOを所有している。

Ghostface Killah の連帯保証人ではないあくまでもパートナーであるCream Capital CEO のBrett Westbrook氏いわく、「法律は法律」「トークンセールを推奨するプロモーションを展開するにあたって、対価の内容、範囲、金額について明らかにする必要がある。」という。

一方で、マーケットはバブル化しているというWarren Buffet氏の警告にもかかわらず、Bitcoinの価格は上昇し続けており、現在の最高値は7,000ドルである。最大の仮想通貨、Bitcoinは時価総額が1,180億ドルを超え、一部の小国や上場企業の経済規模を上回っている。当初の価格は960ドルだった。2010年、Bitcoinは8セントで取引されていたのだ。

LINE@友達追加で仮想通貨の情報を受け取ろう!

友だち追加