今日のテーマ:ハードフォーク

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1.フォークとは

仮想通貨を支えているのは,データブロックの列=ブロックチェーンという技術で構成
されていることは知らない人はいないけれども,ブロックチェーンの仕様は固定的なもの
ではない。仮想通貨では,さまざまな理由で,仕様変更が盛んに行われている。フォーク
とは,先がいくつかに分かれている食器のフォークに由来するが,簡単に言うと,ブロッ
クチェーンの仕様を変更してしまうこと。フォークには,ソフトフォークとハードフォー
クがある。ブロックチェーンは最初から連なる一つのデータの列なので仕様を変える際に
は,二つの方法がある。

①全ての仕様を変更し以前の仕様も使えるままにする方法=ソフトフォーク:

例えば,ブロックの容量サイズをそのままにし,取引情報を圧縮して,より多くの件数
の情報を入れられるように仕様変更する場合

②新仕様を採用しそれまでの旧仕様は無視をする方法=ハードフォーク

例えばブロックサイズを大きくして取引情報を沢山いれるようにした場合,1 つのブロ
ックにより多くの情報が入れられる。互換性は失われるものの,処理がより高速になるな
どのメリットがある。

2.コンセンサス

フォークを行うべきか、行わないべきかの判断はブロックチェーン技術に『参加』して
いる人による51%以上の賛成によって決められるべき。仮に『同意』が得られない場合、
ネットワークは分裂し、必然的に性格の異なる2種類の仮想通貨が存在することになる。
同じ事態がビットコインキャッシュやイーサリアムクラシックなどのハードフォーク時に
も発生しており、多くの混乱を招いている。

3.ハードフォークの実例

(1)ハッキングの無効化

2016 年 6 月に,イーサリアムネットワークを使った投資ファンド The DAO は,短期
間 で巨額の出資を集めていたが,スマートコントラクトというプログラムのバグをつか
れ、集めた資金の約1/3数十億円(事件当時)相当の資金が流出するという事件が起き
た(The DAO 事件)。このとき,2016 年 7 月にブロックの容量を拡大するというハード
フォークが敢行され,旧来のイーサリアムを無効化して,ブロックに記録されているデー
タを盗まれる前の状態に戻す-つまり,資金流出はなかったことにする,という手法で救
済している。こうすることで盗んだ人は盗んだ仮想通貨 DAO を使えず,被害者も救われ
た。

(2)バージョンアップ

利用者が増えることによって処理速度が遅くなってしまう問題が発生する。解決のため
に,現行のイーサリアムはハードフォークをしてブロックの容量を拡大し,処理速度を改
善させ、多数派で規模も大きくなっている。この時ハードフォークをしなかった少数派の
イーサリアムクラシックは,拡張性を制限する代わりに安定性やセキュリティを重視して
いる。

4.ソフトフォークの実例

ビットコインも何度もフォークが行われている。2017 年には Segwit という,ブロック要
領を変えず,ブロックに入るデータ量を縮小して,ネットワークの負荷を下げることがで
きる技術を使ったソフトフォークが行われている。この場合一時的にはブロックチェーン
は分岐したものの,その後ブロックチェーンは旧ルールに収束している。

5.投資上のリスク

開発者グループと一部のマイナーの意見が対立するとブロックチェーンが分岐する可能
性があり、それが仮想通貨の変動を伴う場合があることを承知しなければならない。仮想
通貨で投資を行う場合には,仮想通貨の安全性と共に、仮想通貨関連の記事をこまめにチ
ェックしたり,いろんなとろにアンテナを張って,自分の参加している仕様変更やチェー
ン分岐の可能性についての情報を仕入れる必要がある。

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